えたら弾け、行く最新

いろいろとね

めだ箱を読んで欲しい

めだ箱が面白いので。このめだかボックスという漫画の原作は〈物語〉シリーズで有名な西尾維新先生なんですよね。これで興味湧く人いませんか?暁月あきら先生の絵もとても味があっていいですね。さてこのめだかボックスはバトル系漫画に引けを取らない程いつも戦っていますがこの漫画でさらに目立つことが言葉遊びです。序盤のあたりは異能インフレバトル系かな?と思う人が多いかもしれません。後半になるにつれて肉弾戦もあるのですが心理戦じみたものやまんま言葉で戦う人物が出てきます。この漫画は6つにストーリーを分けることができます。それらを1つづつ紹介していこうと思います。
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以降ネタバレ注意⚠(ストーリーを噛んでから読もうと思ってる人や既に読んでいて復習したいと思う人はゆっくり読んでください。)

*〇〇編はあくまで僕がわかりやすいと思う名称で言ってるだけで公式ではありません。

 

 

 

 

 

異常(アブノーマル)編

厳密に言うと次は異常編の延長みたいなものなのですが大ボスごとに物語に区切りをつけられるので了承ください。ここはアニメの1期にあたるストーリーですね。日常回が多く、普通の箱庭学園を見られます。主人公の黒神めだかが全校生徒の前で演説する姿が印象的ですね。ここでの大ボスは風紀委員長こと雲仙冥利で飛び級で箱庭学園の十三組(異常な人しか入れないクラス)に入った天才性で言えばめだ箱の主人公より上らしいです。この大ボスのテーマは「めだかの対極」で物凄く偽悪的な性格でルール守らない人は病院送りとやることがとても苛烈な人です。身体的に優れている訳では無いのでスーパーボールの凄い版みたいなものを使って戦うトリッキーなキャラです。このストーリーでは風紀委員との対立と黒神めだかについて主に書かれています。
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十三組の十三人編

ここでは前に出ていた異常とはどんなものかが多く書かれています。あとアニメの2期がこのストーリーにあたります。箱庭学園全体を巻き込んだ「フラスコ計画」という計画が恐ろしものだったのでそれを生徒会執行部のめだか達が潰しに行くという話です。十三組の十三人とは異常が集まる十三組のなかでも異常な十三人でフラスコ計画の中核を担う史上最強のモルモット集団のことです。ここでの大ボスは都城王土でテーマは「めだかより格上のキャラクター」です。格上を倒すにはさらに格上になるということでめだかの異常が完成したのもここです。このストーリーでは土下座が多く見られます。
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過負荷(マイナス)編

ここが1番人気がある所ではないでしょうか。めちゃくちゃ面白いです。これはどんなものなのかと言うと、フラスコ計画が破綻したので学長こと不知火袴は考えられないショートカットをしようと異常選抜組のマイナス十三組を設立します。そして生徒会執行部VSマイナス十三組の対決がはじまり…みたいな話です。そもそも過負荷とは異常の反対みたいなもので異常は完成させるメリットがあるが過負荷は完成させるメリットがなく、デメリットしかありません。才能の無さが異常なものが過負荷というものです。ここでの大ボスはこと球磨川禊です。このキャラクターはめちゃくちゃ人気で人気投票で2連覇するという偉業を成し遂げています。このキャラクターは台詞だけでも知っている人は多いと思います。
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これ見た事あるって人多いですよね?このキャラは制作サイドから奇跡のキャラと呼ばれていたらしいです。ここはほんとに面白いのであまり言いませんが最初の庶務戦が面白いですよね。
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悪平等

正確にはめだかの後継者編なんですが大ボスが安心院さんこと安心院なじみです。このキャラクターは文字通り人外で3兆年以上生きてる永遠の思春期です。この世界でスキルと呼ばれる異能を1京以上持つ度を越したインフレをしているキャラクターです。この大ボスのテーマは「究極のインフレ」で数ある大ボスのなかでも本当のラスボスとして考えられたキャラクターです。メタい発言がとても多くそれは制作陣がこのキャラを「作者を超えるキャラクター」として作られたかららしいです。このストーリーも球磨川禊がめちゃくちゃな事をしているので面白いです。バトルは少なめですがね。安心院さんは美人すぎて顔面の皮を剥がれたことがあります。
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言葉(スタイル)編

ここから言葉遊びが加速していきます。言葉(スタイル)というものはスキルではなく固有でも個性でもない特殊でもないコミュニケーションの手段です。一体これでどうやって戦えばいいんだってことは文面だけでは伝えにくいですね。言葉の1部を紹介すると漢字使いというものがあってどんなに硬い鎧を着ていても「石」を「十九」個投げるだけで「砕」けてしまいます。とこのような言葉遊びが実際のバトルに使われていると考えるといいと思います。ここの大ボスは凶悪ロリこと桃園喪々でテーマは「負けを認めない」です。これはどういう事なのかと言うと負けてもずっと再挑戦し続けるというどちらかと言うと主人公側のスタンスを相手が持っていればどうするのか?というものです。めだかがとった戦略は圧倒的に勝つというもので完膚なきまでに叩きのめすというものです。ちなみにこのロリは心理戦ではめだかの遥か上をいっていました。あと何故かコーヒー缶をたべてる。
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不知火編

これは全てのストーリーで暗躍をしていた不知火半袖を取り戻すために戦うという話です。ラストなので大ボスの紹介だけしておくと、獅子目言彦というキャラが大ボスです。テーマは「勝てない敵」でインフレ女王こと安心院さんですら輪ゴムで殺してしまう位の強さです。このキャラにどうやって立ち向かっていくかはご自身の目で確かめて欲しいですね。
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やっぱりめだ箱難しいですね。説明する事がこんなにも難しい漫画そうそうないと思います。本当に面白いのに今じゃ本屋になかったりしたのが悲しかったですね。個人的には鶴喰鴎と杠かけがえと赤青黄さんが好きです。